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日比谷高校の偏差値・学校生活・進学実績【2025年最新|複数の模試基準で比較】

  • AlternativeStudy編集部
  • 4月19日
  • 読了時間: 19分

日比谷高校の偏差値は駿台66、みんなの高校情報74。都立高校から東大81名は公立校全国1位。3年間の学費は約51万円、実質コスト約291万円。日比谷高校の偏差値は模試によって68〜74の幅があります。この記事では複数の情報源から偏差値を比較した上で、学校生活・進学実績・3年間のコストを、保護者が判断に必要な形でまとめています。

Alternative Studyは東大生講師によるオンライン家庭教師サービスを運営しています。日々の指導で接している在校生・卒業生の声、公開データ、各種模試の情報を総合して、学校の実態をできるだけ正確に伝えることを目指しています。

基本情報

項目

内容

正式名称

東京都立日比谷高等学校

所在地

〒100-0014 東京都千代田区永田町2-16-1

アクセス

東京メトロ「永田町」駅・「赤坂見附」駅より徒歩3分、「溜池山王」駅より徒歩5分、「国会議事堂前」駅より徒歩8分

設置区分

公立(東京都立)・共学・高校のみ

生徒数

約960名(1学年 約320名)

設立

1878年(明治11年)

前身

東京府立第一中学校

スローガン

自主・自律・自由 / 文武両道

進学指導

東京都教育委員会「進学指導重点校」指定(2001年〜)

公式サイト

日比谷高校の前身は1878年(明治11年)創立の東京府立第一中学校で、都立高校として140年以上の歴史を持ちます。戦前は東京帝国大学合格者数で全国トップの実績を誇り、「府立一中」「都立一中」として知られていました。1950年代から60年代にかけては「都立の雄」と呼ばれ、東大合格者数でも全国1位を複数回記録しています。

校地は東京都心の永田町に位置し、教室の窓から国会議事堂を望む立地です。東京メトロの複数路線が利用でき、首都圏の広域から通学可能です。総理大臣・ノーベル賞受賞者・オリンピック金メダリストの3分野を輩出した高校は全国でも稀で、日比谷は幅広い分野の人材を輩出してきた歴史があります。

偏差値 ― 公立トップクラスの難易度

日比谷の偏差値は情報源によって68〜74の幅があります。「どの数字が正しいか」ではなく「どの模試を基準にしているか」で意味が変わります。

高校受験

情報源

偏差値

母集団の特徴

駿台中学生テスト

68

難関校志望者が中心。母集団のレベルが高く数字は低めに出ます

みんなの高校情報

74

全国の高校を横並びで比較した参考値

武田塾

73

全国ランキングに基づく独自評価

進学研究会(Vもぎ)

72

都立志望者の主要な模試

新教育研究協会(Wもぎ)

71

関東広域を対象とした業者模試

駿台模試で68は「全国最難関クラス」を意味します。私立の開成も駿台偏差値68前後で、学力上位層では開成と日比谷は同じ層が受験しています。都立向けの業者模試(Vもぎ・Wもぎ)では71〜72が合格ラインの目安です。

お子さんが受けている模試によって見え方が変わるため、必ず「どの模試の偏差値か」を確認してください。都立志望者の多くはVもぎ・Wもぎを受験するため、家庭ではこの数字を目にする機会が多いはずです。

都立進学指導重点校の中での位置づけ

日比谷は都立の中で最難関です。東京都が指定する「進学指導重点校」は7校あり、日比谷・西・国立・戸山・青山・新宿・八王子東が該当します。この7校は国語・数学・英語を自校作成問題で実施する特別なグループです。

学校名

みんなの高校情報偏差値

2025年東大合格

日比谷

74

81名

国立

74

7名

西

73

10名

戸山

72

6名

青山

71

2名

同じ進学指導重点校でも東大合格者数には大きな差があります。日比谷の東大81名は他6校の合計を大きく上回り、都立の中で圧倒的なポジションにあります。

中学受験との関係

日比谷高校は高校のみの公立校のため、中学受験での入学枠はありません。日比谷を目指す小学生は、地元公立中学または私立・国立中学からの高校受験ルートで日比谷に入学します。「中学受験しなかった家庭の、難関大学への最短ルート」として日比谷を位置づける家庭が多くあります。

出典: 駿台教育研究所、みんなの高校情報、武田塾、進学研究会、新教育研究協会

入試情報

一般入試

項目

内容

試験日

2月中旬〜下旬(都立高校共通日程)

科目

国語・数学・英語(自校作成)、理科・社会(都共通問題)

試験時間

各50分

学力検査配点

各科目100点×5=500点(700点に換算)

内申点

65点満点(300点に換算)

総合点

1000点満点

定員(一般)

約200名

2025年倍率

約1.7〜2.0倍

都立高校の入試は学力検査500点満点を700点に換算し、内申点65点満点を300点に換算して、合計1000点満点で合否判定します。日比谷を含む進学指導重点校7校は、国語・数学・英語を自校作成問題で実施します。

自校作成問題は都立共通問題よりも難易度が大幅に高く、私立最難関校の入試問題に近いレベルです。英語は長文読解が中心で、リスニングも高度な内容。数学は大問4〜5題で、思考力を問う問題が多く出題されます。国語は記述・論述が中心で、200字程度の記述問題も出されます。

推薦入試

項目

内容

試験日

1月下旬

内容

小論文・集団討論・個人面接

定員

一般募集の約20%(60名前後)

調査書

内申点重視

推薦入試は内申点の比重が高く、換算内申65点満点中の60点以上(9科目オール5に近い成績)が合格者の目安です。小論文のテーマは時事的な話題が出題されることが多く、日頃から新聞・ニュースを読んでいるかが問われます。

併願パターン

日比谷志望者の併願は、国立・早慶系附属や千葉・埼玉の難関私立との組み合わせが一般的です。

時期

選択肢

1月

市川(千葉)/ 渋谷幕張(千葉)/ 栄東(埼玉)/ 立教新座(埼玉)/ 慶應志木

2月上旬

早稲田実業 / 早大学院 / 早大本庄 / 慶應義塾 / 慶應女子

2月中旬

日比谷(都立)

2月下旬

都立二次募集(不合格時の救済)

注意点として、私立の早慶附属と日比谷の両方に合格した場合、進路選択は家庭ごとに分かれます。早慶附属は内部進学で大学受験を回避できるのに対し、日比谷は東大・国立を目指す大学受験路線となります。

学校生活

校風 ― 自主自律と文武両道

日比谷は「自主・自律・自由」と「文武両道」を掲げる学校です。制服はなく私服で通学し、校則は最小限です。自主的な判断と責任ある行動を求める方針で、生徒の自己管理能力が前提となります。

都立の公立校という性格上、生徒の家庭環境は多様です。経済的背景・中学時代の学習到達度・趣味関心の幅が、同質性の高い私立進学校とは大きく異なります。価値観の異なる同級生と切磋琢磨する経験が得られる一方、集団としてのまとまりは中高一貫校ほどではないという側面もあります。

文武両道は単なるスローガンではなく、実態として生徒の約95%が部活動に所属し、朝練・放課後練と並行して勉強を進めています。「短時間で集中する」訓練が日常的に行われていることが、日比谷生の学習スタイルを特徴づけています。

授業 ― 進学指導重点校のカリキュラム

日比谷は東京都教育委員会の「進学指導重点校」指定校で、受験指導のカリキュラムが整備されています。国語・数学・英語では高校独自の教材を使用し、公立高校としては異例の進度と深さで授業が進みます。

1〜2年次で基礎を固め、3年次に演習中心のカリキュラムに切り替える構成です。土曜授業も実施し、授業時数は私立中高一貫校と遜色のない水準です。ただし中高一貫校のような中学段階での先取り学習は行わないため、大学受験に必要な範囲を高校3年間で仕上げる設計になっています。

口コミでは「授業は難しいがついていければ東大も射程に入る」という声がある一方、「先取りを完了している中高一貫校の生徒と比べると、高3の秋まで演習時間が限られる」との指摘もあります。塾併用の生徒が多数派なのは、この構造が理由の一つです。

行事 ― 星陵祭(文化祭)は全クラス演劇

日比谷最大の行事は9月に開催される文化祭「星陵祭」です。特色は全クラスが演劇を上演することで、1ヶ月以上かけて脚本・演出・大道具・照明・音響を生徒が自分たちで作り上げます。

「星陵祭は全クラスが劇を作り、来場者が涙を流すほどの完成度」(在校生の口コミより抜粋・要約)

部活動が終わる8月下旬から本格準備が始まり、夏休み後半〜9月は星陵祭一色になります。当日は2日間で約1万人の来場者があり、都立高校の文化祭としては最大規模の一つです。文化祭のほか、体育祭(6月)、合唱祭(3月)も全校行事として行われ、1年を通じて行事の多い学校です。

部活動

指標

数値

部活加入率

約95%

部活動数

運動部 約20・文化部 約25

主な実績部

陸上部・水泳部・野球部・サッカー部・弦楽合奏部・合唱部

日比谷の部活加入率は約95%と都立高校ではトップクラスです。朝練・放課後練に参加する生徒が多く、勉強と両立しながら3年間続けるのが一般的です。

特徴的な部として、弦楽合奏部は全国大会常連、合唱部も高い評価を受けています。体育会系ではラグビー部・野球部・陸上部が都大会上位レベル。「勉強だけの学校ではない」という点が、日比谷の文化の根幹にあります。

グローバル環境

指標

数値

海外研修

2年次に海外研修旅行(希望制)

海外大学進学

年数名

帰国生受入

一般入試で対応(特別枠なし)

グローバル教育の規模は、私立の渋谷幕張・広尾学園などと比べると控えめです。海外大学への進学者は毎年数名で、近年はColumbia・UCLA等への合格実績もあります。海外志望者は北米の州立大学を併願先に検討する傾向が増えています。

帰国生向けの特別枠は設けられていませんが、一般入試で合格する帰国生は一定数います。英語が得意な帰国生には自校作成英語が有利に働くケースもあります。

日比谷の「高校スタート校」としての特性

日比谷は高校3年間のみで東大を目指す設計のため、中高一貫校の6年カリキュラムとは根本的に異なります。生徒全員が「高校から始める」ため、入学時点でのスタートラインが揃っているという特徴があります。

中高一貫校では中学段階で高校内容を先取りしている生徒が多数います。日比谷生は「3年間の密度」で対抗する形になるため、塾・予備校の利用率が高くなる傾向があります。ただし高校入学時点で全員がフラットな立場のため、中学時代の成績を引きずらずに再スタートできるというメリットもあります。中学受験で第一志望に届かなかった生徒が、高校入試で日比谷に合格するケースは珍しくありません。

在校生・卒業生の口コミ

みんなの高校情報の総合評価は4.40/5.0(73件)。項目別の評価は以下の通りです。

評価項目

スコア

校則

4.0

いじめの少なさ

4.5

部活

4.0

進学実績

4.5

施設

4.5

イベント

5.0

在校生の声(口コミより抜粋・要約)

「三面黒板を使って生徒が先生役をする数学の授業がある。人に教えることで理解が深まる」

「教室の窓から国会議事堂が見える、都心ど真ん中の立地。通学しているだけで特別感がある」

「星陵祭で教室を丸ごと作り変える経験は、大学や社会に出てからも活きる財産になっている」

卒業生の声

「部活は週5で朝練もあったが、後悔しない充実した高校生活だった」

「公立のコストで私立最難関と同等の進学実績が出る学校。コストパフォーマンスが圧倒的」

「自校作成問題の対策で鍛えられた思考力が、東大の二次試験でも役立った」

保護者の声

「私立進学校に行かせる予算はなかったが、日比谷を選んで結果的に良かった」

「受験対策は塾に頼る部分も多いが、学校の授業は基礎を固める上で信頼できる」

口コミには厳しい声もあります。「進学実績は生徒本人の努力と塾の力で、学校のカリキュラムが直接寄与しているわけではない」「教養主義で受験科目以外の課題が多い」「星陵祭の準備期間は勉強時間が確保しにくい」といった指摘も見られます。光と影の両面を理解した上で、お子さんとご家庭の価値観に合うかを判断してください。

出典: みんなの高校情報(2025年4月時点の公開口コミを要約)、日比谷高校公式サイト

進学実績

2025年 主要大学別合格者数

大学

合格者数

うち現役

出典

東京大学

81名

65名

日比谷高校公式PDF 2025

早稲田大学

230名(現役)

230名

日比谷高校公式PDF 2025

慶應義塾大学

約170名

日比谷高校公式PDF 2025

上智大学

日比谷高校公式PDF 2025

一橋大学

18名

大学通信 2025/3/17

東京科学大学(旧東工大)

8名

大学通信 2025/3/17

京都大学

5名

大学通信 2025/3/17

国公立大 医学部

約18名

推定

私立医学部 医学科

73名

31名

日比谷高校公式PDF 2025

2025年の東大合格者数81名(前年60名から21名増)は、公立高校として歴史的な水準です。学部別では理科一類31名(現役25名)が最大で、理系での強さが際立ちます。早慶上智は現役だけで230名超と、1学年320名の学校としては高い水準です。

東大合格の学部別内訳(2025年度)

学部

合格者数

うち現役

文科一類(法学部系)

16名

14名

文科二類(経済学部系)

12名

9名

文科三類(文学部系)

11名

8名

理科一類(工学部系)

31名

25名

理科二類(理学部・農学部系)

10名

8名

推薦

1名

1名

合計

81名

65名

現役合格率は80.2%(65/81)です。高校3年間で東大合格圏に仕上げる設計の成果が出ています。中高一貫校が6年間で到達する水準に、3年間で近づいている構造です。

合格者数ではなく「率」で見る

合格者数だけでは学校の実態は見えません。卒業生の何割が合格しているかを比較すると、別の側面が見えてきます。

学校

卒業生

東大合格

東大合格率

現役合格

現役率

浪人率

聖光学院

229名

95名

41.5%

85名

37.1%

10.5%

開成

396名

149名

37.6%

107名

27.0%

28.2%

214名

77名

36.0%

59名

27.6%

23.4%

日比谷

309名

81名

26.2%

65名

21.0%

19.8%

渋谷幕張

350名

75名

21.4%

62名

17.7%

17.3%

日比谷の東大合格率26.2%は、私立最難関の聖光・開成・灘に次ぐ水準です。浪人率19.8%は比較5校の中で最も低く、「3年間で決着をつけやすい学校」という側面があります。

この数字を理解する際のポイントは「日比谷は高校3年間のみ」という前提です。中高一貫校6年間の教育設計と比べ、日比谷は高校入学時点から3年間でこの到達率を実現しています。中学3年間を一般的な公立中で過ごした生徒でも、日比谷に入学すれば東大合格圏に届くルートがあるということです。

出典: 日比谷高校公式PDF「令和7年度大学別合格者数」、大学通信2025/3/17速報値、インターエデュ2025。卒業生数は公式。速報値のため最終確定値と数名の差が出る場合があります。

3年間のコスト

学費

項目

金額

入学金

5,650円

授業料(年額)

118,800円

その他諸費(年額・教科書代・PTA会費等)

約8万円

3年間合計(学費)

約35万円

日比谷の学費は公立のため極めて安く、3年間で約35万円です。さらに国の就学支援金制度(年収目安910万円未満の世帯が対象)を利用すれば授業料が実質無料になるため、対象世帯の実質コストは約25万円程度まで下がります。

私立校と比較すると、開成・渋谷幕張などは3年間で約260〜310万円。中高一貫校として6年間通う場合は500〜600万円台になります。日比谷とは10倍近いコスト差があります。

外部塾を含めた実質コスト

日比谷は高校内容のみの授業のため、東大・国立最難関を目指す生徒の多くは塾・予備校を併用します。

項目

日比谷

開成(高校入学)

渋谷幕張(高校入学)

学費(3年)

約35万円

約260万円

約310万円

外部塾代(推定)

約240万円

約450万円

約250万円

実質コスト(3年)

約275万円

約710万円

約560万円

日比谷は学校の授業だけで東大に合格する生徒もいますが、少数派です。大多数は中3や高校入学後から塾・予備校に通い、苦手科目の強化や過去問演習を行います。難関専門塾・大手予備校・個別指導まで選択肢は多様で、家庭の方針や生徒の学習スタイルに応じて選ばれています。

ただし最難関私立と比較した際の日比谷の実質コストは約半分以下です。家計的な負担の差は大きく、「早慶附属を蹴って日比谷」を選ぶ家庭が一定数いるのは、コストメリットが理由の一つになっています。

奨学金・学費支援

日比谷は都立高校のため独自の奨学金制度はありませんが、以下の公的支援が利用可能です。

  • 高等学校等就学支援金(年収目安910万円未満): 授業料が実質無料

  • 東京都育英資金(無利子貸与): 経済的理由で進学が困難な生徒向け

  • 東京都奨学給付金(非課税世帯): 教科書・教材費の支援

出典: 日比谷高校公式サイト(学費)、東京都教育委員会(就学支援金・育英資金)。塾代は口コミ等からの推定値であり家庭によって異なります。

よくある質問

Q1. 日比谷と開成で迷っています

日比谷と開成は学校タイプが根本的に異なります。日比谷は公立・共学・高校3年間、開成は私立・男子校・中高一貫(高校入学枠あり)。学費は日比谷約35万円(3年)、開成約523万円(中高6年)と大きく差があります。東大合格者数では開成149名、日比谷81名と開成が上ですが、現役率は日比谷21.0%・開成27.0%と近い水準で推移しています。共学か別学か、公立か私立か、6年一貫か3年単独かで家庭の方針が分かれる選択になります。

Q2. 内申点が低いと日比谷に合格できませんか?

内申点は300点分(全体の30%)あるため、学力試験だけで完全にカバーするのは難しい設計です。換算内申55〜60(9科目で平均4.5程度)が合格者の実感として多い水準とされています。学力試験で高得点を取れば換算内申50前後でも合格は可能ですが、中学3年間の定期テスト対策は避けて通れません。

Q3. 塾に通わなくても合格できますか?

入試の自校作成問題は難易度が高く、独学での対策は可能ですが相当な自己管理力が必要です。実際には受験者の大多数が塾または予備校を利用しています。東大等を目指すなら高校入学後も塾併用が一般的で、「塾なしで日比谷→東大」は少数派の選択肢になります。

Q4. 併願校はどこが多いですか?

私立では慶應志木・早大本庄・市川・渋谷幕張などの難関私立が一般的です。早慶附属と日比谷の両方に合格した場合は、大学受験の有無で進路が分かれます。大学受験で東大・医学部を目指すなら日比谷、内部進学で早慶に進みたいなら附属を選ぶケースが多いです。

Q5. 3年間の費用はどのくらいですか?

学費のみで約35万円です。就学支援金利用で実質無料の家庭も多くあります。塾代を含めると家庭によりますが約200〜300万円が目安です。私立中高一貫校と比べて数百万円のコスト差があるため、家計的な選択肢として日比谷を選ぶ家庭は多くあります。

Q6. 星陵祭には必ず参加しなければなりませんか?

星陵祭はクラス単位で演劇を上演する学校行事のため、原則全員参加です。準備期間の関わり方(脚本・演出・演者・大道具・裏方)はクラス内で役割分担します。準備に大きな時間を使うため、「星陵祭の雰囲気が合わないかもしれない」と感じる場合は、入学前に日比谷の文化が自分に合うかを検討してみてください。

Q7. 医学部を目指す場合はどうですか?

日比谷から国公立医学部への合格は推定年15〜20名、私立医学部は現役31名・浪人込み73名と堅実な実績があります。医学部志望には日比谷の理系カリキュラムは十分対応可能です。ただし最難関の東大理科三類・京大医学部を狙う場合は、塾併用での長期対策が事実上必要になります。

この学校の授業と受験の関係

ここから先は、進学実績の裏側を考えるための情報です。

日比谷は公立高校として3年間のみで東大合格圏まで生徒を引き上げる設計です。自校作成問題対応の授業、進学指導重点校のカリキュラム、1学年320名という規模のスケールメリット。これらが2025年の東大81名(現役65名)という結果を生み出しました。

一方で口コミには「進学実績は生徒本人の努力と塾のおかげで、学校のカリキュラムが直接的に東大合格を作っているわけではない」という声もあります。この事実から自然に浮かぶ問いがあります。日比谷の教育は「東大合格率を高める教育」なのか、「東大に受かる生徒を集める仕組み」なのか。あるいはその両方のハイブリッドなのか。

この問いは日比谷だけでなく、進学校全体に向けた問いでもあります。公立校は私立と異なり、授業の自由度や先取り学習に制約があります。だからこそ、日比谷が「教育の力で合格率を高めている」部分と、「集まる生徒の力で数字が出ている」部分を分けて見ることが、この学校を正しく理解する鍵になります。

学校説明会や個別相談の場で、具体的に何をやっているかを聞くことが、学校の本質を知る最も確実な方法です。

学校説明会で聞いてみよう

学校の授業について知りたい方 - 「進学指導重点校のカリキュラムは、具体的にどの点が他の都立と異なりますか? 自校作成問題対応の授業の実態を教えてください」 - 「高校3年間で東大合格圏まで仕上げるには、どのような学年進行・教科設計になっていますか?」

内申点について知りたい方 - 「合格者の換算内申の実感値はどのくらいですか? 学力試験で内申の不足をどこまで補えますか?」 - 「推薦入試と一般入試、どちらの方がお子さんのタイプに合うかの判断材料を教えてください」

塾との関係を知りたい方 - 「在校生の塾通塾率はどのくらいですか? どの時期からどんな塾に通うケースが多いですか?」 - 「塾を使わずに東大・国立に合格する生徒の割合はどのくらいですか?」

文武両道の実態を知りたい方 - 「部活動と勉強の両立は、どのように設計されていますか? 朝練・放課後練と受験勉強の両立で困っている生徒への学校のサポートは?」 - 「星陵祭の準備期間は、勉強時間にどの程度影響しますか? 高3の生徒も参加しますか?」

中高一貫校との差を気にしている場合 - 「中高一貫校から受験する生徒と比べて、日比谷生はどの時期に追いつきますか? 先取り学習の不足をどう埋めるかの方針を教えてください」 - 「高校入学時点で中高一貫校の先取り学習に差を感じる生徒への、学校からの具体的な指導はありますか?」

お子さんの性格や特性に合うか知りたい場合 - 「公立ゆえに多様な生徒が集まりますが、学力差や家庭環境の差による摩擦はどのように対応されますか?」 - 「内向的な生徒、活発な生徒、それぞれどのような学校生活を送っていますか?」

学校選びで考えたいこと

以下は、日比谷に限らず学校選び全般に関わる視点です。

合格実績の見方

合格者数ランキングは「学校の広告」の側面があります。81名という数字は日比谷の実力を示す指標ですが、その成果が学校の教育によるものか、生徒本人の努力と外部の塾によるものかは、数字だけでは判断できません。

注目すべきは「率」の比較です。卒業生309名に対する東大81名=26.2%という到達率は、高校3年間という限られた期間で実現した数字として評価できます。進学指導重点校制度のもと、公立で実現できる教育の一つの到達点と見ることもできます。

また、合格者数と入学者数は異なります。早稲田230名・慶應約170名という数字には、東大併願で合格した生徒も含まれます。実際に早慶に入学する生徒はそれより少ないため、「早慶に何名入学したか」は別の情報として見る必要があります。

環境の多様性

日比谷は公立・共学校で、生徒の家庭背景や学力到達度の幅が私立進学校より広い特徴があります。同質性の高い私立進学校にはない、「異なる価値観の同級生と過ごす高校3年間」という経験が得られます。

一方、帰国生や海外大進学志望者の割合は私立のグローバル校(渋谷幕張・広尾学園・洗足学園等)より低めです。英語環境やグローバル経験を重視する家庭では、これらの私立校との比較検討が必要になる可能性があります。

都心の立地・首都圏全域からの通学の便利さ・公立の学費の安さ。この3点の組み合わせは、他の学校にはない日比谷の独自性です。家庭の教育方針と家計の優先順位に照らして、日比谷の強みが活きる家庭かどうかを考えてみてください。

3年間で何を得るか

偏差値と合格実績は「入口」と「出口」の数字です。しかし保護者にとって本当に大切なのは、その間の3年間でお子さんがどんな経験をし、どんな力を身につけるかではないでしょうか。

日比谷の星陵祭で教室を作り変える経験、部活動に週5日コミットしながら東大を目指す経験、多様な価値観の同級生と過ごす経験。これらは偏差値では測れませんが、その後の人生に影響する力を育てています。一方で、同じ時間を別の環境(私立進学校・海外留学・中高一貫校等)で過ごすことで得られるものもあります。

学校を「大学に入るための手段」として見るか、「10代の3年間を過ごす環境」として見るかで、選ぶ学校は変わってきます。両方の視点を持ちながら、お子さんに合う学校を探してみてください。

出典: 東京都立日比谷高等学校公式サイト、日比谷高校公式PDF「令和7年度大学別合格者数」、大学通信2025/3/17速報値、インターエデュ2025、みんなの高校情報、駿台教育研究所、武田塾、進学研究会(Vもぎ)、新教育研究協会(Wもぎ)、東京都教育委員会。塾代・通塾率は口コミ等からの推定値を含みます。合格者数は速報値であり、最終確定値と異なる場合があります。

最終更新: 2026年4月

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バブソン大学 准教授
慶應義塾大学法学部卒。ピーター・ドラッカー経営大学院経営学修士(MBA)課程修了。テキサス州立大学ダラス校にて国際経営学博士号(Ph.D.)取得。2009年度よりバブソン大学准教授。同大学は起業家教育分野において30年連続全米1位との評価を受ける。専門領域はアントレプレナーシップ。バブソン大学では、学部生、MBA、エグゼクティブ向けに起業道を教える。東京大学特任教授をはじめ、日本国内でも多くの大学にて教壇に立つ。2022年度までCICジャパンプレジデント、ベンチャーカフェ東京代表理事、2024年よりベンチャーカフェ東京顧問。経産省J-Startup推薦委員。文科省起業教育有識者委員会メンバー。
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バブソン大学
​代表取締役:竹中 淳人
大学卒業後、ワークスアプリケーションズに入社。人事採用責任者として、インターン志望者数日本No.1や「後輩にお勧めしたいインターンシップ」6年連続No.1を実現し、年間応募者数を800%UPの8万人まで拡大。新卒から中途採用、職種別採用やインターン採用など多岐にわたる。スタンフォード、ケンブリッジ、オックスフォード、北京、清華、インド工科、インド情報技術など世界5地域60大学で採用を行う日本の採用活動、求職活動、産業創出に対して問題意識を持ち、解決するべく、2013年11月に独立。「戦略的リクルーティングデザイン」「次世代プロフェッショナルリクルーター」等の採用論を構築し、採用戦略や採用ブランド等のコンサルティングを外資戦略コンサルティングファームや日系トップティア企業へ行う。戦略人事を実現するために、経営者や人事担当者対象の研修を実施。個人対象には、個人価値最大化をするための成長機会の提供を行う。これまで21000名以上利用し、外資系トップティア企業就職支援で8年連続日本1位の実績を誇る。本質思考人財育成のためのビジネススクール「Alternative Careers Business School」業務と能力のミスマッチを最小化する「Alternative Internships」オルタナティブキャリア・ボーダーレスキャリアを実現する「Alternative Careers 」「Alternative Study」を企画運営する。

講師/講演実績(一例)
・一般社団法人学士会(旧帝大同窓会組織) キャリア開発責任者
・ボストンキャリアフォーラム 世界大学ランクTOP30と戦うためのセミナー講師
・高校生キャリア教育 認定NPO 日本学生社会人ネットワーク 人事
・千葉県立東葛飾高等学校 リベラルアーツ科目 問題解決力向上講座講師
・慶應義塾大学SFC アントレプレナーシップビジネスコンテスト メンター
・東京大学 全学自由研究ゼミナール 宇野ゼミ 講演/workshop
・国学院大学 低学年キャリア教育講座講師・全国学生団体連盟 代表理事
学士会
サービスについて
20代ハイキャリア支援
就職活動支援の実績
外資系トップティア企業就職支援
7年連続日本1位
Alternative Internships
1on1メンタリングキャリア支援
Alternative Pro-gress
Alternative Study  iBECK Inc.2016 - 2025
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